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バチカンに訪れたら行きたい美術館の魅力

ローマの中にある独立国家「バチカン市国」。バチカン市国での観光といえば、「バチカン美術館」は外せませんね。でも広くて大きいので、時間が限られた旅行者が、全部回り切るには何時間もかかるのが悩みです。「システィーナ礼拝堂」にある、ミケランジェロの「最後の審判」、そして「アテネの学堂」のあるラファエロの間を含む5美術館は、バチカン市国を訪れたら必ず行きたい美術館です。

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バチカン市国ってどこにある?

イタリア中西部にあるローマ。バチカン市国は、そのローマの北西にある独立国家です。その大きさはちょうど「東京ディズニーランド」と同じくらいです。(エクスピアリや駐車場は除く)。「バチカン市国」はキリスト教の中でもカトリックの総本山であり、世界中に8億人いると言われているカトリック巡礼者が、年間を通してやってきています。

「バチカン美術館」への道のりは?

「バチカン美術館」へは、ローマのメイン駅、テルミニから地下鉄に乗っていけます。バチカン美術館へのアクセスは、地下鉄A線のオッタヴィアーノ駅が最寄り駅です。
ローマのメインステーションである「テルミニ駅」からは同じA線なので乗り換えなしで行け、バッティスティーニ方面行きに乗って6駅目です。オッタヴィアーノ駅から「バチカン美術館」までは徒歩で7分位です。

「バチカン美術館」ってサン・ピエトロ寺院の隣なの?

「バチカン美術館」は、バチカン市国を観光する人であれば必ずと言っていいほど訪れるであろう観光名所であり、同じく観光名所の「システィーナ礼拝堂」や「サン・ピエトロ寺院」となどと同じ敷地内にあります。バチカン美術館のチケットを買うと、システィーナ礼拝堂他、施設内にある美術館も見学できる、共通チケットになっています。

「バチカン美術館」の館内図は?

「バチカン美術館」は、ひとつではありません。年代やテーマ別に、大小合わせると、25もの美術館・博物館群で構成されているのです。全部くまなく回るとなると、4~5時間はかかるのだとか。

イタリアの観光地ツアーなどでもひとつのスポットに1日中とか、何時間もいることはなく、せいぜい2時間くらいしか滞在させてくれないと思います。いったいどんな風に回ればいいんでしょうか?を2時間前後で回るため、「これは!見なければ損”」とという5つのエリアをご紹介します。

1 ピナコテカ(絵画館)→ 2 ピオ・クレメンティーノ美術館 → 3 地図のギャラリー → 4 ラファエロの間 → 5 システィーナ礼拝堂

こういった順番で回るとハイライト的な作品はくまなく見られるのではないでしょうか?

有名ならせん階段

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「バチカン美術館」といえば、斬新なデザインのらせん階段も有名です。1932年に完成したもので、二重螺旋で構成されています。それぞれが上りと下りの専用になっているため、行き交う人がぶつかり合うことはありません。非常によく考えられているらせん階段ですね。またらせん階段の上は天窓になっており、自然の光が降り注ぐのもなんともいえない美しさ

です。

このらせん階段は、バチカン市国の近代公共施設を手がけている、ジュゼッペ・モーモという方が設計したものですが、階段の側面内側にも重厚なレリーフが彫られていたりして、これも立派な芸術作品ですね。夜には写真のようなやわらかな光でライトアップされて、それはとっても綺麗!

このらせん階段の階段の幅上に行くほど大きく、下のほうが狭くなっているんです。そのため、「つまづき注意」(Watch your step)の看板もそこここに貼られているのだとか。「芸術」と付き合うのは大変ですね。

まず、ピナコテカ(絵画館)からスタート!

真ん中にあるのが、ラファエロ・サンティの「キリストの変容」です。美術の教科書でもおなじみですね。これは1520年、ラファエロが亡くなる年に書かれたものです。とてもそんなに昔に描かれたものとは思えないほど、色が鮮やかですね。

ピオ・クレメンティーノ美術館

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バチカン美術館のエジプト、仏像ゾーンを抜けると、八角形の中庭(ベルヴェデーレの中庭)があるピオ・クレメンティーノ美術館があります。ここにはヴァチカン美術館を代表する彫刻が収められています。代表的なものがこの「ラオコーン」です。中央のラオコーンは、今やPCのウイルスの名前にまでなっている「トロイの木馬」で有名なギリシャのトロイアの神官で、ローマ軍が送った「トロイの木馬」が罠だと気付いたときには、ローマに味方していた戦神アテナがウミヘビを使わしてラオコーンを絞め殺します。これはその一幕というわけです。

この彫刻は、16世紀のローマ教皇のユリウス2世が手に入れたもので、でもう約600年間もの間、バチカンの所有物となっています。他にも歴史を物語るような彫刻作品がたくさんあります。

地図のギャラリー

バチカン美術館の2階にある「地図のギャラリー」は、丸天井や地図と見どころがいっぱいで人気の高い場所です。グレゴリウス13世が描かせた120mの長さがある天井画には、イタリア各地で起きた奇跡的なエピソードが描かれているそうです。これは、イタリアが、「神の意志で守られている」ということを主張するためだそうです。40のフレスコで描かれた壁面の地図は、1500年代のイタリアの地図作製法を知ることができます。

また、出口の上には、黄金のドラゴンの上にバチカンのシンボルでもある鍵のレリーフが飾られています。圧倒的に贅を尽くした豪華なレリーフや装飾はまさに「圧巻」以外の感想が出てこないほどです。まさに、バチカン市国でないと見られないものではないでしょうか?

ラファエロの間

 

「ラファエロの間」は、ラファエロとその弟子たちによる作品がある4つの部屋の総称です。この部屋にある絵のうちの一枚が、教科書でおなじみ、ラファエロのフレスコ画「アテネの学堂」。幅7m×高さ5mの大きな絵です。古代ギリシアの有名な哲学者や学者たちを描いている絵で、真ん中の赤い袈裟っぽいの衣装の人が、レオナルド・ダヴィンチ、青い衣装の人がアリストテレスです。その他出演はアレクサンドロス大王、ヘラクレイトス、ソクラテスアルキメデス、ピタゴラスと豪華なラインナップです。

こちらは「ラファエロの間」の第4の間である「コンスタンティヌスの間」です。キリスト教を公認したローマ帝国皇帝である、コンスタンティヌスのエピソードを東西南北の壁に描いたことから名付けられた部屋です。壁から天井から、部屋のほぼ全面がフレスコ画で圧倒されます。

システィーナ礼拝堂

出典:大塚国際美術館で見られる名画

「彫刻家」を自認していたミケランジェロが、依頼を受けて寝そべった姿勢で弟子も使わず、一人で仕上げた1370cm×1200cmのサイズの大作、「最後の審判」です。誰でも一度は美術の教科書で見たことがある絵ではないでしょうか?1535-1541年頃にかけて制作されましたが、この時すでにミケランジェロは60歳を超えていたといいます。大変に過酷な作業だったのではないでしょうか?

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実は「彫刻家」であったミケランジェロに壁画を依頼したのは、当時ミケランジェロの人気を疎ましく思っていた、サン・ピエトロ大聖堂の建築主任をつとめていた建築家ブラマンテの陰謀であった説があります。ブラマンテはミケランジェロに「専門外」である壁画を書かせて失脚させようとしていたのですが、そこは「天才」。あまり経験がない壁画も完璧にこなしてしまいました。それからというもの、ミケランジェロは、当時既に大人気であったダ・ビンチやラファエロに並ぶ「画家」として認められるようになったのです。

おわりに

いかがでしたか?世界中から観光客がやってくる、バチカン市国の「バチカン美術館」をご紹介しました。大変素晴らしい美術館であるがゆえに大人気なのはいいのですが、観光客が運んでくる埃と二酸化炭素によって、フレスコ画がかなり傷んでいるというのが目下、この美術館の悩みです。現在は入場制限が行われており、1日に入場できる観光客の数は限られていますので、オンラインチケットの購入をオススメします。

オンラインチケット:Vatican Museums

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