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ナイル川・スーダン号

歴史と触れあえるエジプト周辺のクルーズ旅行の魅力と楽しみ方

エジプト・ヒエログラフ

アラブ首長国連邦(UAE)周辺と違い、エジプト周辺のクルーズというとなかなか日本で発売している旅行社も少ないのですが、エジプトでのクルーズのハイライトといえば、なんといっても「ナイル川クルーズ」です。

一体どんな船で航行するのでしょうか?また、船のスペックは?設備は?いろいろ気になるところをご紹介します。

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「エジプト」ってどの辺にあるの?

「エジプト」の大体の位置はわかるけど、性格な位置まで答えられる人は意外に少ないのではないでしょうか?「エジプト」はアラビア半島の西側、細長い紅海を挟んでアフリカ大陸に位置しています。

地図で見ると、丁度アフリカ大陸の付け根の当たりで、北側は海に面しているために曲線になっていますが、南側と西側の国境はパッキリと直線で区切られているのが印象的です。エジプトの首都はカイロで、なんといっても「ピラミッド」や「スフィンクス」で有名ですね。よほどエジプトとゆかりのある人でない限り、「エジプト」に関する知識ってそのくらいではないでしょうか。

「ナイル川クルーズ」の概要は?

「ナイル川クルーズ」は現在、アスワンとルクソール間を3泊4日~5泊6日で航行するツアーがあります。いろいろな会社から船が航行しており、中にはシェラトン、モーベンピック、ヒルトン、オベロイなど一流ホテルが出している船もあります。アル・ジャミーラ、アリッサ、エスメラルダ、コンチキ号、そして雰囲気のある外輪式蒸気船「スーダン号」など実に様々な船が航行しています。

そしてそれらの船でナイル川沿岸の遺跡巡りのピンポイントもしっかりと抑えてあるので船に乗っているだけで遺跡のハイライトをばっちりと見ることが出来ます。そのうち外輪式蒸気船「スーダン号」で行くナイル川ツアーをご紹介します。

「ナイル川クルーズツアー8日間」の概要は?

まず、日本からエジプトまでは、毎週木曜、成田、関西空港からエジプトのカイロに向かいます。昼の到着でその日はカイロに宿泊することになります。

次の日、飛行機にてアスワンへ飛びます。そこから雰囲気のある外輪式蒸気船「スーダン号」に乗り込みます。

この「スーダン号」は、丁度ミシシッピ川を航行する蒸気船のような、雰囲気のある水車がついた船です。なんと1919年建造。クラシックなのは雰囲気だけではなく、年代物のちゃんとメンテナンスがされた現役で航行の船なのです。建造者はなんと、近代観光旅行の父である、あのトーマス・クック。

sudan ship

1800年代からトーマス・クックはナイル川に船を航行させ、当時の英国人の間でナイル川の遺跡の間を航行するのがちょっとしたブームになったそうです。トーマス・クックが当時のエジプト国王フアドに贈ったのがこの「スーダン号」というわけです。

ほんとうにクラシックで雰囲気のある船で、エジプト4000年の歴史を巡る旅にはぴったりの雰囲気の船ですね。アガサ・クリスティーの「ナイル殺人事件」にも登場します。3泊4日のナイル川下りアスワン~ルクソールのクルーズがスタンダードですが、逆ルートの4泊5日ルクソール~アスワンのクルーズもあります。

「スーダン号」概要

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クルーズでは、ナイル川沿岸の「アブ・シンベル神殿」をはじめとした数々の神殿、「ピラミッドとスフィンクス」を見学します。船に乗っての見学なので荷物は船に置いたまま、身体一つで観光ができるので楽々ですね。

「スーダン号」は外観もクラシックですが、内装もそうとうにクラシックで、甲板は建造当時の木材をあえて残してあります。王族や英国の富裕層が歩いた甲板はところどころへこんだり波打ったりしていますが、それはそれで味があるものです。

キャビン(客室)は全23室でうち5室がスイートルームです。船尾と船首に2部屋、主甲板の船首に1室あり、窓が大きく眺めがよい部屋となっています。部屋はすべてバスタブが付いており、期待を裏切らないアンティークな内装にクラシックなデザインのベッドが設えてあります。

ラウンジやバー、レストランでは、フランス語や英語を喋る、エジプトのトラディショナルな制服に身を包んだクルーがサービスをしてくれます。ドレスコードはフォーマルの必要はなく、エレガントカジュアルでOKです。朝食はビュッフェ、昼食と夕食はコース料理が供されます。特にエジプト料理だけが出されることはなく、ヨーロッパの料理がメインです。

また主甲板に出ると蒸気で回る外輪を見ることが出来ます。動力が蒸気のためにディーゼルのような振動がなく、とても穏やかに航行する様子を体験することができます。

また、船の中で行われる「ガラベイヤ・パーティー」では、エジプトのダボッとした民族衣装「ガラベイヤ」をみんなで着て、ゲームや踊りを踊るパーティーで、たいそう楽しいそうです。

「スーダン号」で観光する神殿とは?

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それでは、この「スーダン号」で観光する、ナイル川沿岸の神殿とはどんな神殿なのでしょう。まず世界遺産でもある「アブ・シンベル神殿」です。この神殿の名前は忘れていても、歴史の教科書などでその写真を誰もが一度は見たことがあるのではないでしょうか?

エジプト最南端の世界遺産であるこの「アブ・シンベル神殿」は今から約3,300年前の建造で、大神殿と小神殿に分かれています。大神殿は太陽の神ラーを小神殿はハトホル女神を祀ったものです。エジプトの建築や遺跡の中でもっとも美しく完成されたものだと言われています。2,000年4月より行われている「音と光のショー」も見ものです。

イシス神殿

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さらにフィラエ島「イシス神殿」ですが、1970年に完成したアスワンハイダムのある琵琶湖の7.5倍もの広さの人造湖ナセル湖の中にあるフィラエ島にある遺跡です。この人造湖が原因でエジプトの気候が変わってしまったとさえ言われている湖で、この湖の建設により底に沈む運命にあった「イシス神殿」をファラエ島に移設したという大事業が行われました。

イシス女神のための神殿でクレオパトラの父プトレマイオス12世が築いたものと言われています。かなり大きな神殿できれいなレリーフが施されています。

「コムオンボ神殿」

ハヤブサの神、ハロェリス神とワニの神、セベク神にささげられた神殿。古代の外科の器具、骨を切断するノコギリ、歯の治療器具など、一風変わった壁のレリーフがあります。神殿が2重構造という珍しい神殿になっています。

エドフ「ホルス神殿」

ホルス神殿

ハヤブサの神ホルス神にささげられた神殿で、有名な考古学者マリオットが1860年に発見しました。ギリシャ建築様式とファラオの時代の様式を取り入れた、ナイルの神殿の中でももっとも美しい神殿だと言われています。カルナック神殿に次ぐ2番めに大きな神殿です。

「カルナック神殿」

 カルナック神殿

ナイル川沿岸では一番大きな神殿で、ナイル川東岸ルクソールにあります。テーベ3神(アメン神、ムート神、コンス神)を祀った神殿の総称で、その参道には40頭もの牡羊のスフィンクスが並ぶ姿は圧巻です。大列柱室には134本もの柱が並ぶ大規模なものとなっています。毎晩、音と光のショーが開催されますので、時間が合えば是非、見学したいところです。

「ルクソール神殿」

ルクソール神殿

アメン・ラー神とムート神の結婚一周年を記念し、エジプト第18王朝ファラオ・アメンホテプ3世とラムセス2世によって建立されました。入り口には神殿のシンボル、大きなラムセス2世の座像が1対あります。

かつてはさらにもう1対の大オベリスクがありましたが、フランスのコンコルド広場に1本寄贈され、現在は1本だけになっています。カルナック神殿から3kmのところにあり、かつてはスフィンクスの参道で結ばれていたそうです。

おわりに

いかがでしたか?エジプト4,000年の歴史を探訪する、ナイル川クルーズを含むツアーをご紹介しました。ナイル川というと距離的に遠いというイメージ、何やら神秘的なイメージが先行してなかなか行くのにも勇気が要りますが、好奇心が先行した時が行き時です。是非、今年こそ出かけてみて下さい。

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