あなたは、「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」という客船をご存知でしょうか?2017年現在、世界最大の客船とされている船で、主にカリブ海、地中海を中心に航行を行っています。マイアミを拠点にしている「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」が運航する船で、クルーズファンなら一度は体験してみたい驚きに溢れた船です。
ここでは世界最大の客船「ハーモニ・オブ・ザ・シーズ」をご紹介致します。
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「ハーモニ・オブ・ザ・シーズ」の概要とは?

「ハーモニ・オブ・ザ・シーズ」は、総トン数226,963トン、乗客定員5,494人、全長361mもあり、高さ333mの東京タワーを横にしたよりも長い船なのです。
「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」のオアシスクラスとは?

「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」では、客船をクァンタム、オアシス、フリーダム、ボイジャー、レディアンス、ビジョン、マジェスティックから成り立つ、7つのクラスで分類しています。
ロボットのバーテンダーがいたり、空中展望カプセルなどがある、最新鋭の驚き設備が多いクァンタム、この「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」も属していて「洋上のテーマパーク」と呼ばれる大型船が多いのがオアシスクラス、クルーズファンも憧れるボイジャーなど、それぞれの船のクラスには多彩な特徴があります。
「ハーモニ・オブ・ザ・シーズ」の驚きポイント

それでは約22万トンの世界最大の客船、「ハーモニ・オブ・ザ・シーズ」の驚きポイントをご紹介しましょう。どれも船の上にあるのが信じられないような施設ばかりなのです。
「内側客室」が6タイプある!
日本船やその他の外国船の7万トンクラスくらいの客船なら、「内側客室」といえば、窓のない客室1タイプを指しますが、なんとこの「ハーモニ・オブ・ザ・シーズ」の内側客室は6タイプもあるのです。
これだけ大きな船なので、いろいろなタイプの客室があっても不思議ではないのですが、内側にこれだけの種類の客室があるとは驚きです。
まず、いちばん狭いタイプの窓がない13㎡ほどの広さの内側客室、15㎡のラージ内側、パレードなどが行われる商店街「プロムナード」が見える内側、ファミリータイプ内側、ボードウォーク(遊園地)やセントラルパークが見えるタイプの内側客室です。一番広いセントラルパーク内側に至っては広さが18㎡あります。
「内側」という名称がついていても、窓があるのがとにかく驚き!いかに大きな船かが想像できるような広さです。
なお、2018年5月からは、この内側客室カテゴリにステュデイオというカテゴリが追加され、1人用の客室が新設される予定です。
ロッククライミング施設がある
「ハーモニ・オブ・ザ・シーズ」には、ロッククライミング施設が備わっています。ロッククライミングと言っても、現在世界的に流行っているボルダリング用の施設で、壁面に作られた突起をたよりに崖を登るハードなスポーツになります。
サーフィン施設がある
サーフィンをしたければ、「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」の船に乗れ!とクルーズファンの間ではすでに有名。なんと船のデッキに波が出るプールが作られており、そこで本格的なサーフィンをすることができます。今までやったことがない人も、ちゃんとインストラクターがいるから安心!乗船記念にやってみてはいかがでしょうか?
ロボット・バーテンダーがいる
「ハーモニ・オブ・ザ・シーズ」をはじめ、「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」の最新鋭の船にはロボット・バーテンダーにカクテルを注文することができます。注文は口頭ではなく、タブレットで自分の好きなカクテルを注文。するとオーダーに合わせてロボットが動き出し、カクテルを作って出してくれるというものです。ロボット・バーテンダー自体が驚きなのに、これがまさか船の上で体験できるとは!
バーチャル・バルコニーがある
「バルコニーのある客室」はクルーズファンの憧れですが、客室によってお値段がぐっと変わってきてしまうのも事実。バルコニーがあってもずっとバルコニーにいるわけじゃないし、我慢するか、と、お値段の安い内側客室で我慢してませんか?
お値段は内側客室でも、バルコニーの雰囲気が体験できるのが、このバーチャル・バルコニーなのです。なんと客室内にほんとうにバルコニーがあるかのように、バーチャル映像でバルコニーを映し出してくれるというもので、驚いたことには映像だけではなくて、波の音までもがリアルタイムで聞こえてくるのです。これならむしろお値段の高いバルコニー付きより、バーチャル・バルコニー付きの内側客室に泊まってみたくなってしまいますよね。
これは、船首と船尾についているライブカメラから送られてくるもので、サーバーを通して内側客室に設置されているスクリーンに映し出されます。設備もすごいですが、まずバーチャル・バルコニーをつけてしまおうという発想がすごいですね。
スイート客室は9種類!
「ハーモニ・オブ・ザ・シーズ」のスイート客室はなんと9種類もあります。一番広く豪華なのが、ロイヤルロフトスイートで、約141㎡の広さに78㎡のバルコニーがついています。その次にプレジデンシャルファミリースイート、スカイロフトスイート、と続き、いちばん狭いタイプのグランドスイートでも約34㎡に10㎡のバルコニーがあります。
でも客室数が多いため、日本船などに比べるとスイート客室でも割安なのが嬉しいですね。
「ハーモニ・オブ・ザ・シーズ」の寄港地紹介!
それでは、「ハーモニ・オブ・ザ・シーズ」のカリブ海での寄港地をいくつかピックアップしてみましょう。
ラバディ(ハイチ)
フランス人のラバディ候爵からつけられたというラバディ。ハイチにある半島の一部をなんと、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルが購入し、プライベート半島となっています。
乗船客から得た収入の一部をハイチ政府に寄付もしています。
世界最大の客船でも停泊できるように、専用の桟橋ももっています。
また、地元の人の民族舞踊や、山の上から海まで続く、世界最大のジップラインがみもの。
ファルマス(ジャマイカ)
ジャマイカ北西部にある、コーンウォール州の州都。植民地時代にはラム酒製造とさとうきびで栄えた歴史があります。
18-19世紀のジョージアン様式の建物が残る、美しい街ですが、スパイシーなジャークチキンなど料理やレゲエのビートでも有名です。
アクティビティーでは、マーサ・ブレア川のいかだ下りの人気が高く、またダンズリバーの滝登りが定番です。
コスメル(メキシコ)
メキシコのユカタン半島から19kmにあるコスメル島は、世界屈指のダイビングスポットです。世界中の観光客がダイビングやスキューバダイビングを目的にこの島に集まります。島の95%以上はジャングルで覆われていますが、マリンスポーツ以外にも、遺跡やテキーラ工場など、観光スポットはたくさんあります。
フィリップスバーグ(セントマーチン)
飛行機が海岸すれすれに飛んでいくカリブ海のあの島、といえば、セントマーチン。カリブ海のりーワード諸島にあり、島が3つの国に分かれており、フィリップスバーグはこの空港のある南半分側のオランダ領に属しています。1日10回ほど低空飛行で離着陸する飛行機は迫力満点です!
サン・ファン(プエルトリコ)
一番アメリカに近いカリブ海の島、プエルトリコ北東部にあるサン・ファン。人口は43万人もあり、大都会です。文化と観光の中心で、写真映えしそうなカラフルな建物や、きれいなビーチもあります。
まとめ
いかがでしょうか?世界最大の客船「ハーモニ・オブ・ザ・シーズ」の概要と、カリブ海での寄港地をご紹介しました。
巨大な客船が多い「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」でも最大の客船である、「ハーモニ・オブ・ザ・シーズ」は、驚きに満ちた客船で、サーフィンやロボット・バーテンダーなど、ハイテク技術やあっと驚くアイディアで、多くの乗客を魅了しています。特に、プロムナード(遊園地)やアーケード、それが見渡せる上、内側でも6タイプの、航行する様子と音がリアルアイムで配信されるバーチャル・バルコニー付きの客室、9種類もあるスイート客室など話題には事欠かない客船です。
是非、一度体験してみて下さい。
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