あなたはプリンセス・クルーズの小型船「パシフィック・プリンセス」をご存知ですか?主に地中海を航行している、プリンセス・クルーズの「エクスプローラー・クラス」の客船です。
小型船ゆえに地中海のいろいろな島を巡ることができる「パシフィック・プリンセス」。その魅力に迫ってみたいと思います!
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大型船に引けを取らない「パシフィック・プリンセス」!
「パシフィック・プリンセス」は、1999年就航(2010年改装)。総トン数30200トン、乗客人数672名のコンパクトな船です。客室の70%がなんとバルコニー付きの贅沢な造りです。
11層からなり、小型船でありながら、大型船に引けを取らない設備やサービスに定評があります。
「パシフィック・プリンセス」の客室は?
「パシフィック・プリンセス」の客室は、大きく分けて内側、海側、海側バルコニー、ジュニアスイート、スイートに分かれています。
ファブリックなどは、薄い青や黄色で統一しており、どちらかといえば伝統的でクラシックなイメージ。調度品などもナチュラルな木目を生かしたものをセレクトしてあるので、ほっとなごむ雰囲気。まるで自分の部屋のようにくつろぐことができます。
プリンセス・クルーズの客室には、30㎡のジュニア・スイート以上でないとバスタブがついていません。その分スペースを節約し、部屋の広さに還元しています。
「パシフィック・プリンセス」の客船は内側でも15㎡あるので、広々としており、荷物を広げるスペースにも困りません。
「パシフィック・プリンセス」のレストランは?
クルーズの楽しみのひとつといえば、ダイニングです。
「パシフィック・プリンセス」には、クルーズ中を通して自分の決められた席がある「メイン・レストラン」が1つ、1日24時間営業のブッフェレストランが1つ、ピザやハンバーガーなどの軽食などがあります。
有料レストランは、イタリアンの「サバティーニ」とステーキハウス。
その他、有料ですが、厨房見学ツアーのあとシャンパンとシェフの特別料理が食べられるイベント「シェフズ・テーブル」、バルコニーでの特別なブレックファーストとディナーも実現できます。
小型船であるため、レストランの数は多くありませんが、グレードが高く、シェフが腕を奮った料理を毎日堪能することができます。特にお肉、デザートはおすすめです。
また糖尿病食、グルテンフリー食、ユダヤ教、イスラム教食などにも対応しているのもポイントが高いです。
英国船であるため、午後にはアフタヌーンティーも楽しめるのが特徴のひとつです。
「パシフィック・プリンセス」の設備・エンターテイメントは?
プリンセス・クルーズの設備やエンターテイメントは各船共通な部分が多いですが、「パシフィック・プリンセス」の小型船になるとちょっと雰囲気も違います。
まずアトリウムからして、きらびやかで派手な感じというよりもクラシックで古き良きクルーズ時代を彷彿とさせる内装。階段にも重厚な絨毯が敷かれています。
キャバレースタイルのシアターでゆったりと映画鑑賞
「パシフィック・プリンセス」には「ダイヤモンド・プリンセス」のように大きなシアターはありませんが、キャバレースタイルのシアターがあり、そこで毎晩のようにオリジナルのプロダクション・ショー、マジック・ショーなどが開催されます。
プリンセス・クルーズの船ならおなじみの「ムービーズ・アンダー・ザ・スターズ」は夜になるとプールサイドの巨大スクリーンの前にはデッキチェアーとブランケットが配され、そこで無料で映画を見ることができます。
昼間のデッキチェアーにもう一枚、ふかふかのマットレスが追加されるため、座り心地も抜群!
外国船ならではの本格的なカジノ
外国船でしかできない、本格的なカジノ体験もおすすめです。初めてでも一流のディーラーのエスコートに任せていれば、大丈夫です。現金がない場合には船内会計に加算することもできます。
その他イベントも盛りだくさん!
また、毎日配られる船内新聞には、その日行われるプログラムがぎっしり!ZUMBAやフラメンコ、フラダンス、社交ダンス、ヨガ、ピラティスのような体育会系のものも頻繁に行われます。ゴルフコンペやバスケット、卓球なども楽しめます。
また、8つあるクラブやバーでもクイズ大会などが行われ、船内にあるTVスタジオを介して客室のテレビに中継されます。
魅力満載!「パシフィック・プリンセス」注目の寄港地5選
ジブラルタル(英領)
スペインのイベリア半島の南端にあるイギリス領。すぐ南には海を挟んでモロッコがあります。大西洋と地中海をつなぐ重要な港として、昔から発展してきました。
地中海側の両岸には「ヘラクレスの柱」があり、ゲルマン民族大移動、ハンニバルの侵攻、イギリスの植民地化など、歴史的な事件を見守ってきました。
ポルトフィーノ(イタリア)
イタリア北部、ジェノバから車で30分くらいのところにある、ポルトフィーノ。終わりの港という意味があり、その名の通り、島の先端にある小さな漁村ですが、なんとマドンナ、リアーナなどのセレブがお忍びでやってくるところとして有名です。
小さな漁村ですが、ブランドショップが立ち並んでいます。そのショップも都会のような大きさではなく、小さな街のお店のようで、「お忍び」ぽいのもセレブ好みなのでしょうか。
また、海から見る町並みがパステルカラーでカラフル。東京ディズニーシーの「メディテレーニアンハーバー」のモデルとなったところ、と聞けばうなずけます。船で寄港する際は、自家用クルーザーでバカンスに寄るセレブ気分を味わえますね。
バレッタ(マルタ)
マルタと聞けば、船の船籍になっているものも多いので、その名前はご存知の方も多いでしょう。マルタの場所はイタリア南部シチリア島のさらに南にあります。
ヨーロッパの人のリゾート地として有名で地中海をほんとうに楽しめる島とされています。
首都のバレッタは王族から愛される街、宮殿の街と呼ばれています。中世の騎士たちの長い歴史、世界遺産にも登録された巨石遺跡がある一方で、マリンスポーツが楽しめたり、豪華なリゾートホテルが建ち並ぶ場所でもあります。
コトル(モンテネグロ)
日本ではほとんど知られていないモンテネグロのコトル。アドリア海に面しており、中世の古い町並みが佇み世界遺産にも指定されているので、近年、その美しい町並みを見ようと、世界中から観光客が押し寄せているようです。
特にベネチア共和国時代の城壁とローマ・カトリックの大聖堂は必見です。
スプリット(クロアチア)
クロアチア第二の都市であるスプリット。赤いれんが屋根が建ち並ぶ、風光明媚な港です。ヨーロッパでも屈指の日照時間を誇るところで、青い海とれんが屋根のコントラストが美しく、写真を撮るのにはうってつけの場所です。
歴史的な建造物が多いため、1979年にはすでに世界遺産に登録されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
小型船ゆえに、地中海の小さな島にも紀行できる「パシフィック・プリンセス」をご紹介しました。プリンセス・クルーズの船といえば、何と言っても「ダイヤモンド・プリンセス」が有名ですが、日本に寄港していない「パシフィック・プリンセス」のようなプリンセス・クルーズの客船もまだまだたくさんあります。
10万トン超えの大型客船での旅に飽きたら、是非小型船でのクルーズを検討してみられてはいかがでしょうか?
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