あなたは「ペナン島」をご存知ですか?マレーシアの有名な観光地なのですが、このペナン島からも大型客船に乗ってクルーズができるというのです。ペナン島発のおすすめクルーズをご紹介致します。
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あの中国の大女優が命名「オベーション・オブ・ザ・シーズ」
ペナン島発着のクルーズで是非おすすめなのが、2016年4月にデビューしたばかりの「オベーション・オブ・ザ・シーズ」でのクルーズです。「オベーション・オブ・ザ・シーズ」とは、「海の喝采」という意味ですが、これは2013年の「アイアンマン3」、2014年の「X-MEN フューチャー&パスト」などにも出演し、ハリウッド映画でも大活躍の中国の大女優「ファン・ビンビン」が命名しました。
「オベーション・オブ・ザ・シーズ」の概要は?
「オベーション・オブ・ザ・シーズ」はなんと総トン数168,666トン、乗客定員4,180人、乗組員数1,500人。ドイツのハーベンブルグにあるマイヤー・ヴェルフト造船所で建造されました。豪華客船の定番であるグルメや豪華な客室はもちろん、ロボットがカクテルを作ってくれる「バイオニック・バー」、船上サーフィンが楽しめる「フローライダー」、クレーンと観覧車が合体したような「海上展望カプセル・ノーススター」など、あっと驚く設備が満載の客船です。
「オベーション・オブ・ザ・シーズ」を運航するのは、「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」。「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」は世界第2位のクルーズ会社「ロイヤル・カリビアン・クルーズ」です。2015年現在で23隻のクルーズ船を所有し、1991年以降は船名に「◯◯オブ・ザ・シーズ」と付けています。
「オベーション・オブ・ザ・シーズ」の特徴的な設備は?
海上展望カプセル・ノーススター
重量16万トンを超える「オベーション・オブ・ザ・シーズ」には、通常の豪華客船にない設備も備わっています。その1つが写真の「海上展望カプセル・ノーススター」です。まるでクレーンと観覧車が合体したようなこの乗り物は、カプセルに乗ると上昇して海に張り出し、乗った人だけが楽しめる特別な大海原のビューが楽しめます。
スカイダイビングシュミレーター「アイフライ」
なんと豪華選の船内でスカイダイビングを体験できるシュミレーターが楽しめるとは!「オベーション・オブ・ザ・シーズ」にはスカイダイビングシュミレーター「アイフライ」が装備されており、本番さながらのダイビング衣装を着てシュミレーター内に入ると、下から吹き上がる強烈な気流で身体が浮き上がり、スカイダイビングの気分を味あうことができます。近頃、観光地のタワーなどでもわりによくあるアトラクションですが、日本ではようやく埼玉県の越谷市に上陸したそうですが、日本船に搭載されるのはまだまだ先の話になりそう。話のタネに体験してみるのもいいでしょう。
「バイオニック・バー」

フロー・ライダー
なんと船上で「サーフィン」ができてしまうという「フローライダー」。大型客船の中にはこの設備があるものもありますが、15万トン以上の限られた船種になります。デッキに作られた人工的な波のスロープの上をサーフボードで滑っていくというもの。サーフィンを普段やりなれない人でも、乗船の記念と話題づくりにいかがでしょうか?
「オベーション・オブ・ザ・シーズ」の船室は?
「オベーション・オブ・ザ・シーズ」の船室は152㎡超のロイヤル・ロフト・スイートから船外の景色をリアルタイムでモニターに映し出すバーチャルバルコニー付き(窓なし)のストゥーディオ内側の客室まで、大きく分けただけで12種類、詳しくはスイート客室だけで12種類、バルコニー客室で5種類、海側、内側客室でそれぞれ3種類、全部で23種類ものタイプの客室があります。そのうち、豪華なロイヤル・ロフト・スイートとスーペリアバルコニー、そして、ストゥーディオ内側をご紹介します。
ロイヤル・ロフト・スイート
152㎡超という日本の高級マンション以上の広さがあるロイヤル・ロフト・スイート。豪華な造りですが、成金趣味ではなく、いたってシンプルで現代的な内装です。152㎡の部屋の広さに加えて、38.5㎡のバルコニー、10.1㎡&8.3㎡のロフト付きです。広いバルコニーにはデッキチェアーやソファなどが置いてあり、ここだけでも十分、楽しめそうな雰囲気です。部屋にはツインベッドのあるベッドルームの他、シッティングエリア、リビングエリア、バスタブ付きバスルームに分かれています。白と木目調を基調にしたシックな感じの部屋です。
スーペリアバルコニー
18.3㎡の部屋に5.1~11㎡のバルコニーがついた部屋です。ツインベッドのベッドルームの他にシッティングエリアがあります。青やベージュを基調にしたシックな内装で、豪華すぎず、質素すぎず、居心地が一番良さそうなカテゴリの部屋です。
ストゥーディオ内側(バーチャルバルコニー付き)
バーチャルバルコニーがついたストゥーディオ内側、つまり船の内側にある船室で窓がありませんが、リアルタイムで船外の景色を部屋に映し出すモニター(バーチャルバルコニー)が付いているので、船が海を航行している様子がリアルタイムに楽しめます。部屋は9.3㎡と狭いですが、船内のイベント参加に忙しくむしろ部屋では寝るだけという方にもおススメのカテゴリの部屋です。でもコンパクトで素敵な内装なので、むしろ部屋に籠もっていたくなるかも知れませんね。
「オベーション・オブ・ザ・シーズ」で楽しめるグルメは?
ジェイミーズ・イタリアン
この船で一番のおススメレストランは「ジェイミーズ・イタリアン」です。イギリスのカリスマ料理人、ジェイミー・オリバーがプロデュースするレストランがついに船上に出店です。「ジェイミーズ・イタリアン」はつい数年前まで、本国イギリスと香港くらいしかなかったのですが、ここ数年でシンガポール、タイ、シドニー、そしてバリ島と支店を増やしてきました。イタリア料理だからといって決して肩肘張らないカジュアルなスタイルが楽しめるとあって、世界的に大人気のレストランなのです。有料
カンフー・パンダ・ヌードルショップ
マレーシアのペナンは中国系の人も多く居るということで、ラーメン、米粉麺などのヌードルショップも船内にはあります。カンフー・パンダというコミカルなネーミングですが、内装はまるで不思議の国のアリスに出てきそうなチャーミングな内装。まさに現代風のヌードルショップです。(無料)
気になるクルーズのお値段は?
外国発のクルーズ。言葉は通じるかとか、港まで無事に行けるのかとか、国内発のクルーズとは又違った心配がありますよね。でも一番新心配なのは料金のこと。いったいいくらくらいかかるんでしょうか。日本の旅行社でもペナン発シンガポールまでの「オベーション・オブ・ザ・シーズ」6日間のクルーズ旅行を発売しているところもありますが、お値段は1人148,000円~程度となります。驚いたことにこれは航空機代を含んでおり、これだけの最新鋭のクルーズでこのお値段ということです。ただし、航空機の燃油税は含まれておりますが、空港使用税や船内チップ代、諸税などは別途となります。
「ペナン」ってどんなところ?
最後に出航地の「ペナン」をご紹介しましょう。
ペナンはマレーシアの北西にある島で一番の中心都市はジョージタウンで、かつて英国の植民地だった歴史があります。大英帝国の栄華を極めた歴史を彷彿とさせるコロニアル調の建物が並んでおり、大変絵になります。そうかと思えば、中国やヒンズー教の寺院やマレーシアのプラカナン様式の建物が並んでいたりして不思議な気持ちにさせられます。食べ物はといえば、ローカルグルメから高級なシーフードまで、グルメな土地柄だということはあまり知られていません。また、チョウラスタマーケットのような地元の人も入り交じる市場では、お土産から日用品、肉や魚、野菜までが売られており、一番の見どころとなっています。
おわりに
いかがでしたか?海外・ペナン発クルーズ「オベーション・オブ・ザ・シーズ」をご紹介しました。クルーズに慣れている人でも日本の港発ではなくて、海外発となると、いささかハードルが上がるものです。しかし、そういうニーズに応えてか、日本の旅行会社からもツアーが発売されていたりしますので、検索してみられることをおすすめします。意外に日本の旅行会社に申し込んだほうが料金も安い場合も多いようです。
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