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イタリア「ピサの斜塔」が傾いている理由と観光のポイント紹介!

イタリアの観光地の中でも、有名度合いからすると、5本の指に入りそうな「ピサの斜塔」。
いつできたのか、そして何で傾いているのか?気になりませんか?
誰もが気になるであろう「ピサの斜塔」の詳細と魅力についてお伝えいたします。
これから旅行でピサの斜塔を訪れる方は特に必見です!

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「ピサの斜塔」はどこにある?

「イタリア」と言われたとき、まず頭に浮かぶのはコロッセオとか「ピサの斜塔」だと思います。

「ピサの斜塔」ってイタリアのどこにあるのでしょうか?

「ピサの斜塔」はフィレンツェから電車で1時間のところにあります。

意外なことに海沿いの街なのです。ツアーならフィレンツェの「ウフィツィ美術館」や「ドゥオーモ」の前後に観光することが多いです。

やはり他のイタリアの観光地同様、大人気の場所なので、世界中から観光客が訪れています

「ピサの斜塔」の歴史は?

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「ピサの斜塔」はピサ大聖堂の「鐘楼」として建てられた「ロマネスク様式」の塔です。

「ピサの斜塔」の建設工期は3回に別れており、

    • 1回目が1173年 – 1178年
    • 2回目が1272年 – 1278年
    • 3回目の工期が1360年 – 1372年

と、工期間隔が非常に長いのが特徴です。

着工時には傾きは正常だったのですが、一回目の工期終了のときにはすでに傾いており、傾きが修正できないまま2回目と3回目の工期を迎えてしまいました。

そのため、よく見ると最上階だけ傾いていないのです。

「ピサの斜塔」の傾きの理由とは

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「第一期工事」終了時にすでに傾いていた!

「ピサの斜塔」の周辺では、世界中から来た観光客が手で塔の傾きを支えるポーズの写真を撮って楽しんでいます。
それにしてもどうして「ピサの斜塔」はこんなに傾いてしまったのでしょうか?
その原因は「軟弱な地盤の上に建ててしまったから」です。
南側の土質が柔らかいため、年数を経るうちに傾き初め、建築的な言葉で言うと「回転モーメント」が大きくなり、ますます地盤の負荷が大きくなってしまったようです。

地盤沈下との戦いの記録

地盤に薬剤注入するも、失敗

コンクリートの耐用年数はせいぜい100年だというのに、イタリアの歴史的建築物の耐久性には驚かされます。
しかし、地盤沈下には、何かしらの対応策を考えなくてはいけなかったようです。
まず1935年に、地盤に薬を注入して、地下水の侵入を止める作業が行われました。
いわば「応急処置」だったのですが、このせいで更に地盤沈下を起こしてしまいました。

試行錯誤の上、北側の地盤を掘削して解決

1960年代には地下水の汲み上げが行われましたが、またもや地盤沈下は悪化、1964年になって、建物の傾斜を直す案について、世界各国に募集をかけました。
そして1990年1月になって、ようやく本格的な傾斜角是正の工事が始まりました。
公開を中止し、各国から出された色々な案を試行錯誤の上、沈み込んだ南側とは反対側の「北側の地盤を掘削する」という方法が採られました。
工期は10年にもわたり、これにより傾きも5.5度から3.99度に回復しました。そしてようやく2001年になって、公開が再開されました。
地質学者で、工事の監督であるミケレ・ジャミオルコウスキ教授によると、これで向こう300年は倒れる危険性はないとのことです。

「ピサの斜塔」の敷地内には・・・。

「ピサの斜塔」は単独で建っているわけではなく、同じ敷地内には広い芝生があり、「ドゥオーモ広場」(奇跡の広場)と呼ばれています。

その中に洗礼堂、ドゥオーモ(大聖堂)、広場、美術館などがあります。遠くから見るとピサの斜塔がドゥオーモに寄りかかっているように見えます。

手前がドゥオーモ(大聖堂)、そして奥にピサの斜塔が見えます。「洗礼堂」はもっと手前に位置しています。

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ちなみにピサの斜塔側アングルから見るとこんな感じになります。ピサの斜塔の傾き加減が半端ないですね。

サン・ジョヴァンニ洗礼堂

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こちらが洗礼堂。正確には「サン・ジョバンニ洗礼堂」といいます。中は見学することができます。

この洗礼堂も微妙に傾いているんですよ。ジョヴァンニ・ピサーノが設計した建物で、高さ約55メートル。イタリアの洗礼堂の中では最大なのです。

洗礼堂の内部。イタリアに多い「ビザンチン様式」の教会などのように派手さはありませんが、シンプルで美しい洗礼堂です。

2階から見ると立ち入り禁止の洗礼槽付近も見ることができます。

「サン・ジョバンニ洗礼堂」のハイライトはこの「説教壇」です。

キリスト教をモチーフとしたレリーフが美しいですが、このレリーフは「ニコラ・ピサーノ」という人が息子の手を借りて作ったレリーフです。

息子は「ジョバンニ・ピサーノ」といいます。この親子は「シエナ大聖堂」やペルージャの大噴水「フォンタナ・マッジョーレ」も手がけており、このピサーノ親子の芸術的評価はとても高いです。

「ピサの斜塔」に登るには?

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「予約なし」の狙い目は早朝

かつては観光を制限していた時期もありましたが、現在は「ピサの斜塔」に登ることができます。
しかし、重量等の問題で1日に登ることが出来る人数は限られています。
予約がないと登れないという噂がたっていますが、実は早朝を狙うと予約なしでも登ることができるそうです。
ただ、ピサの斜塔の営業時間は季節ごと、あるいは日毎に違う場合があるので複雑ですので注意して下さい。また、大聖堂、洗礼堂も営業時間がそれぞれ違います。

チケットはオンラインでも入手できますので、あらかじめ希望時間の入場券(大人18ユーロ(約2000円)を手に入れておくのがおすすめです。

予約サイトに行くと、希望日と15分刻みの時間、そして空席数が表示されます。ただ、前日~20日前までのチケットしか予約できません

斜塔内にはカメラ・ビデオ以外の荷物は持ち込めないので、「手荷物預かり所」のロッカーに入れます。

さらに金属探知機も2015年より導入され、セキュリティーは結構ガチガチです。入り口に立つと、入り口も相当斜めになっているのがわかります。

入り口からして割と傾いている!

遠くから見ると3.99度の傾きもそれほどとは思えませんが、入り口を間近で見ると割と傾いています。まるで遊園地にある「マジックハウス」のようです。

傾いている塔の長いらせん階段を登って、平衡感覚が崩壊寸前!

内部ではこのように螺旋状の階段が297段あり、頂上までつながっています。

階段は長い年月の間にかなりすり減っている上につるつる滑って危険です。

ハイヒールなどはおすすめしません。できればスニーカーがいいでしょう。

塔自体が傾いてるため、螺旋式階段を登ると、三半規管をやられます。平衡感覚が変でいたたまれなくなった頃に頂上に到着。

屋上からは素朴なイタリアの風景が!

頂上に登ると外の景色を眺めることができます。他にあまり高い建物がなく、この斜塔からの眺めは最高です。

のどかなイタリアの風景、といった感じです。また、屋上には「鐘楼」らしく鐘もいくつかあります。

お土産に「斜めマグカップ」はいかが?

「ピサの斜塔」付近の土産物屋にはこのような、最初から斜めになった形のマグカップなどが売られています。またもや三半規管がちょっとうずきます

しかも近年では、スーパーマリオやスヌーピー、キティちゃんと斜塔のコラボTシャツなども売られているようです。

「ピサの斜塔に行ってきました」と友だちに配るお土産に最適ですね。

おわりに

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いかがでしたか?イタリアの有名観光地のひとつ「ピサの斜塔」をご紹介しました。ピサの斜塔が傾いているのは「地盤沈下」が原因だったのですね。

それでも100年近くの間、倒れずに観光地として君臨しているのがすごいです。ピサの斜塔の数々のエピソードを胸に、現地を訪れるときっと楽しいと思いますよ。

また、かつて「ピサの斜塔」は「もっとも傾いている建物」として、ギネスブックに載っていましたが、2009年にドイツ北西部エムデン付近にある教会の尖塔(ズールフーゼンの斜塔)に取って代わられました。

その後、2010年には35階建てアラブ首長国連邦のアブダビにある「キャピタルゲートビル」が傾斜角が約18度としてギネスブック世界記録に認定されました。

もっともこちらは自然に傾いたのではなく、意図的に傾かせた建物です。

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