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ラベンダー畑

フランスの南東部エリア「プロヴァンス」を楽しむクルーズの寄港地

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あなたはフランスのプロヴァンス地方に行ったことがありますか?フランスには行ったことがあっても、少し南にあるプロヴァンス地方まで足を伸ばすのは、よほどのフランス好きな人に限られるかもしれません。

実はクルーズファンにとってはパリよりもおなじみのところで、トゥーロンやマルセイユ、ニースなどの「名寄港地」があります。いわば、フランスの海の玄関口とも呼べるところです。

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「プロヴァンス地方」ってどこ?

ヨットハーバー

フランスのプロヴァンス地方といえば、ゆったりとした雰囲気で青い海と太陽、そしてグルメな土地柄のイメージがありますね。

プロヴァンスには、映画祭が行われるカンヌやムール貝などが美味しく、オリーブ石けんなども作られるマルセイユなどがあり、日本人はもちろんのことフランス人にとっても憧れのリゾート地です。

プロヴァンス地方はパリからTGVで約3時間のところにあり、南は地中海に面し、東はイタリア国境、そして西は標高が低くローヌ川東岸に達しています。海だけではなく、アルプスなどの山岳地帯も臨める風光明媚な場所です。

「プロヴァンス地方」にある寄港地といえば?

南仏港

それでは、プロヴァンス地方にある寄港地ってどこがあるでしょうか?

まず、第一にフランス海軍の軍港であり、あのラクビーの五郎丸選手も契約を交わした「RCトゥーロン」のチームもある「トゥーロン」です。また、ブイヤベースなどの海の幸を楽しめ、オリーブオイル100%で作った石けんでも有名な「マルセイユ」、そして、アート系リゾート地「サントロペ」とおなじみの地名が続きます。

プロヴァンス地方の名寄港地「トゥーロン」

南仏の軍港・トゥーロン

南仏街並み

トゥーロンは日本ではあまりおなじみではないかも知れません。位置的にはちょうどフランスの地図で南東の出っ張った半島があるあたりです。

同じ南仏でもニースやマルセイユ、カンヌに比べて知名度は低いですが、この軍港には実にたくさんのクルーズ客船が寄港します。風光明媚なのに加えてブイヤベースなどのグルメも格安で楽しめます。ニースやカンヌに比べて普段は観光客で混みすぎるということはないですが、夏場になるとフランス国内からの観光客がたくさん来ますので結構な混みようです。

離島へのフェリーもあり、海の幸がリーズナブルに楽しめる

ケーブルカー

街は人口約17万人。フランス海軍や地中海艦隊の本拠地があります。それに港の東側からはサルディニア島やコルシカ島に行くフェリーも出ています。グルメもブイヤベースをはじめ、海の幸がリーズナブルに楽しめますので、リラックスして南仏を楽しむことができる場所なのかも知れません。

魚介とオリーブ石けんの街マルセイユ

「マルセイユ石けん」でおなじみ、マルセイユ

マルセイユ石鹸

地中海に面し、オリーブも採れることからオリーブオイルをふんだんに使った「マルセイユ石けん」で有名なマルセイユ。なんといっても普通の石けんと違い、天然素材のオリーブオイルを使っているので保湿力と潤いが違います。

日本なら天然素材のオリーブオイル100%で作られた石けんは非常に高価ですが、産地であるマルセイユなら簡単に、そしてリーズナブルに手に入りますので、お土産に最適です。

12魚市場

またマルセイユにも朝市があり、新鮮な魚や海の幸が売られています。ちょうど寄港する時間には、市がもっとも活気づく時間帯。時期が合えば本場の美味しい生牡蠣などをレモンを絞って食べることもできます。

建築ファンなら是非!コルビュジェの「ユニテ・ダビタシオン」がある街

コルビュジェプール

また、マルセイユには世界的に有名な建築家で東京・上野の国立西洋美術館も設計した、ル・コルビュジエ氏の「ユニテ・ダビタシオン」という建物があることでも有名です。

「ユニテ・ダビタシオン」はフランス各地にいくつかありますが、中でも最も有名なのが、ここマルセイユのもので全337戸、8階建ての建物です。このビルの7~8階に店舗や郵便局があり、屋上にはシンプルなタイルで作られたプールや体育館、保育園までもがあります。

また、現在3~4階はホテルになっており、一般の人も宿泊できるようになっています。ただし、なにぶん昔の建物なのでシングルルームは激狭空間。なのに過ごすほどに狭さを感じさせない空間はさすがというべき。

行き方はマルセイユ・サン・シャルル駅から地下鉄に乗り、メトロ2号線に乗り換え、 Roud-Point du Prado 駅で下車、さらに22番バスに乗って、「ル・コルビュジエ」(Le Corbusier)というバス停で下車。この段階で建築ファンにはたまらない展開ですね。

南仏のアート系リゾート地「サントロペ」

殉教者にちなんで名付けられた「サントロペ」

南フランス

聖トロペという殉教者にちなんで名付けられた「サントロペ」は、人口が約5,600人。フランス南部の軍港で有名な寄港地「トゥーロン」の東にある都市です。

この「サントロペ」は、20世紀の初頭まではただの漁村でしたが、1800年代後半に画家のポール・シニャックが移り住み、弟子たちも次々に移住をしてきたり、サントロペ出身の女性と結婚したパリの劇場経営者が有名アーチストのジャン・コクトーなどを高台の城に招いたことから、オシャレでセレブなリゾート地として一気にその人気に火が付きました。

その後も映画のロケ地となったり、有名ミュージシャンがこの地でレコーディングをしたりで、すっかりアート系リゾート地として認識されるようになりました。

美食の街・サントロペ

ブイヤベース

いまや数々のセレブが集い、数々の有名ホテルや個性的なプチホテル、ペンションや貸別荘などもあり、美味しいレストランも目白押し。中でもブイヤベースなどの魚介料理は絶品です。南仏の中でも地元の味にインターナショナルな感覚をプラスした料理は、大都会から来た人の舌をもうならせ、アーティスティックな盛り付けにも感動させます。創造性があふれていて繊細な味わいは世界中の料理人の憧れ地でもあります。

見どころ満載の「サントロペ」

テーブルクロス

サントロペの見どころとしては、アートの街らしく「ラノンシアード美術館」で20世紀初頭のアートや彫刻を展示を楽しんだり、「蝶の博物館」などという珍しい博物館で珍しいきれいな蝶を鑑賞するのもいいでしょう。

また、歴史が古いサントロペでは、17世紀に造られた城砦もあり、ヨーロッパらしさを感じることも出来ます。トレッキングロードや散歩道も整備されているので、行動派には海沿いの小道のトレッキングがおすすめです。また鷹の巣村やぶどう畑を巡る散策もできます。

ジャン・コクトーゆかりの地「マントン」

13マントン旧市街

カンヌやマルセイユよりもイタリア寄り、モナコにほど近い位置にある「マントン」という街はコートダジュールのもっとも東にある街です。写真のようにカラフルな旧市街はとてもフォトジェニックです。

この街は画家のジャン・コクトーゆかりの街、そしてレモンの街として知られています。人口は3万人ほどですが、夏の間には8万人もの人がマントンを訪れます。

ジャン・コクトーの魅力が溢れた美術館と市役所・結婚の間

ジャン・コクトーのゆかりの地というのは、17世紀の城砦をコクトー本人が関わって改装したことに由来しています。絵画はもちろん、陶芸品、タピストリーなど、コクトー魅力がつまった独特の世界に仕上がっており、ファンのみならず必見です。

またコクトーは市役所の「婚礼の間」のドアや照明、椅子などの調度品に至るまでをプロデュースしています。土日祝は休業ですが、一般公開もしています。マントンの帽子をかぶった新郎新婦の壁画があり、ここで結婚するカップルを祝福しています。

レモンの街 マントン

レモンパイ
マントンは地中海に面しており、レモンの収穫量もかなりのものです。毎年2月中旬から3月上旬には「レモン祭り」が行われ、3万人の街に23万人もの観光客が訪れます。300人もの専門家が145トンもの柑橘類を使用して料理やスイーツが振る舞われます。また料理だけではなく、柑橘類を使った像やパレードなども行われます。料理ではレモンタルトが有名で、マントンの名物となっています。

おわりに

いかがでしたか?パリなどとはまた違う魅力、南仏の各寄港地をご紹介しました。いわばクルーズファンにとっては「フランスの玄関口」とも言える、トゥーロン、マルセイユ、サントロペ、そしてマントンの各都市。陸路ならパリからTGVでも3時間かかりますが、船で寄るからアクセスも楽々の南仏の魅力を充分に堪能できそうですね。

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