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サイパン島で体験する美しいサンセットディナークルーズはいかが?

サイパン島。そこはゆったりと時間の流れる南の島。人懐こい笑顔の人々がやわらかな物腰で観光客を迎えてくれます。エメラルドグリーンに輝く海はその美しさと透明度において他の追随を許しません。

抜けるようなアクアブルーの空で、太陽がプラチナのようなさらりとした輝きを放っています。太陽がその輝きを弱めると、徐々に空と海がひとつになり壮大なカンバスとカラーパレットに変わります。

サンセットの始まりです。オレンジ、イエロー、パープル、ブルー、レッド・・・・・・。地上に存在するあらゆる原色を絶妙に調合し、虹のように塗り重ね、サイパンでしか見られない暖かな夕暮れの絵が描かれていきます。

目の前で繰り広げられるサンセットは、言葉を失うほどの美しさ。サイパンでは、毎日これほどの芸術を見ることができるのです。サイパンは、どこか鄙びた懐かしさを感じる飾り気のない島。バタバタと観光やショッピングに走りまわるより、島の人々や自然との触れ合いが最高の思い出となる場所です。ここで、ぜひサンセットディナークルーズを体験してみてはいかがでしょうか?

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サイパン島の背景――サイパン島についてどのくらいご存じですか?

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さて、サイパン島についてご存じのことをなんでも聞かせてください。そう聞かれると、言葉に窮する方が多いのではないでしょうか?どの地域にあった?アメリカに属していたっけ?そんなことより、どの旅行会社も夏の超格安ツアー出してたよ・・・・・・こんな声が聞こえてきそうです。

沖縄よりもお手頃な価格で行けるトロピカルなリゾートで、マリンスポーツや免税ショッピングを楽しめる海外旅行先。それが多くの日本人が一般的に持つサイパンのイメージと言えます。

しかしサイパンは、その夕陽と同じくらい深遠な歴史を持つ、奥深い魅力を秘めた島です。サンセットディナークルーズへ出発する前に、サイパン島についてご紹介しましょう。

サイパン島の地理と歴史――3500年前から人が住んでいた

サイパン島は、日本の約2400キロ南方、ミクロネシアの北端に位置する北マリアナ諸島(正式名称は北マリアナ諸島自治連邦区。グアムを除く)の代表的な島です。面積は約115平方キロで、石垣島の約半分の大きさです。

首都はススペで、最大都市のガラパンと共に主な観光名所となっています。東南アジアから人が移り住み始めたのは紀元前1500年頃。彼らは古代チャモロ人と呼ばれ、約3000年もの長きにわたり豊かな生活と伝統文化を築いてきました。

しかし、1565年にスペインがマリアナ諸島の所有を宣言。これを皮切りに、過酷な植民地支配の歴史が幕を開けます。スペイン、ドイツ、日本による統治が続き、第二次世界大戦後にアメリカの軍政下に置かれました。

現在はアメリカの自治領として北マリアナ政府が内政を行い、アメリカが軍事と外交面を統括しています。チャモロ人の他、1700年頃よりカロリン諸島から流入した移民、他の太平洋の島からの移民、フィリピン系を含むアジア人、白人などの多様な民族構成になっています。

公用語は英語、チャモロ語、カロリアン語ですが、主要な観光スポットやホテルなどでは日本語を使用できる場面が多く見られます。

伝統と文化

歌、ダンス、工芸品

植民地時代やアメリカ化政策時代を経て、「本物」のチャモロダンスは姿を消しました。先住民舞踏への関心の高まりにも後押しされ、ポリネシアや太平洋の島々の舞踏をもとに原型に近いステップや踊りが創られました。

これが現在のチャモロダンスであり、古代舞踏、スパニッシュ舞踏、現代舞踏の3種類に分けられます。新装復刻版ともいえるダンスなのに、あたかも本物の伝統的舞踏とみなすことに警鐘を鳴らす向きもあります。

ただ、若い世代はチャチャやラインダンスなどの躍動的な踊りを好むため、「本物」よりはモダンでクールな振り付けのチャモロダンスのほうに民族のアイデンティティを感じやすいのは確か。観光客へのアピール度も高いでしょう。

ダンスと共に音楽も島民の暮らしに欠かせません。ナイトクラブやパーティで、ロック、ヒップホップ、ジャズなど様々なジャンルの音楽を楽しみます。前述の新装復刻版チャモロダンスに合わせ、現代のミュージシャンが新しい形のチャモロ音楽を生み出しています。

サンセットディナークルーズでも、こうした新しいチャモロの音楽とダンスを見る機会があります。素朴でいて高揚感のある音色と体の動きに魅了されることでしょう。バレンバトゥーザンやフルートなどの伝統的な楽器も、その演奏方法と共に脈々と受け継がれてきました。

その独特の音色は太古に起源を持つとされ、聞く人すべての遺伝子に強く訴えかけてきます。カンタン・チャモリータは4小節からなる歌で、気分をリラックスさせるために歌います。ココナツやパンダヌスの繊維で編む籠や敷物などは島の伝統工芸品ですが、こうした作業は何時間もかけて大勢で行うこともあります。

誰かが誰かに歌で呼びかけ、呼びかけられた人は歌で応答し、時には何時間も歌をつないでいきます。冗談、ロマンス、真剣な告白なども織り込み、ウィットに富んだ詩で綴る歌遊びといえるでしょう。

また、サイパン島を歩くと、多くの男女が美しい貝のアクセサリーで装っていることに気付くでしょう。男性はシナヒと呼ばれるネックレスを身に着けています。大シャコガイで作られた白い三日月形のネックレスはおおぶりで華やか。プラチナのように輝く太陽にとても映えます。女性は、スポンドュルスというオレンジ色の貝(かつての貨幣)を使ったネックレスで首元を鮮やかに飾っています。

昔のチャモロ社会では身分の高い人々を中心に身に付けていたようですが、今では先住民族アイデンティティの象徴として、また、おしゃれを楽しむためのアクセサリーとして、気軽に身に着けるアイテムになりました。島の人々にあやかり、素敵なネックレスで着飾ってディナーに繰り出してはいかがでしょう?

チャモロ料理

サイパン島では、伝統的なチャモロ料理からアジア・欧米の料理まで幅広い料理が楽しめます。アジア・欧米の料理ならいざ知らず、チャモロ料理は日本人の口に合うのか不安な方が多いと思いますが、心配には及びません。

日本や欧米の統治時代にチャモロの食文化も大きく影響を受けたため、チャモロ料理はしょうゆ風味や濃くスパイシーな味付けがバランスよく混在する、いわゆる多国籍感覚の料理になりました。観光客の舌に合わせてアレンジする傾向もありますが、「どこか懐かしい味・・・・・・」と感じる日本人も少なくありません。

代表的な一品はケラグエン。チキン、ツナ、エビなどをタマネギ、唐辛子、レモン、塩、ココナツパウダーでマリネした、日本の酢の物のようにさっぱりした料理です。レモンしょうゆ風味のケラグエンをつくるレストランも見られます。

アチョーテの赤い種と水で炊いたお米がレッドライス。日本の赤飯のような甘みと塩味を楽しむ料理です。ココナツミルクも人気で、フルーツやシーフードのココナツミルク煮は定番メニューのひとつです。サンセットディナークルーズではチャモロ料理を楽しめる機会が多くあります。

出典:世界の食卓グルメ探求の旅

海や自然と生きるチャモロ人

出典:Saipan.Tours Your online tour guide to Saipan
古代チャモロ人とその伝統文化は、植民地支配が進むにつれ大きく姿を変えたものの、伝統に基づく習わしは今もチャモロ人の生活に深く根付いています。例えば、スペインによりカトリック教の信仰を余儀なくされましたが、日本の神道のように先祖や自然を敬う習わしがあります。

ジャングルへ入ったり、釣りなどで海へ出たり際は、「タオタオモナ」の霊(先祖の霊)に敬意を払わねばなりません。これを怠り慢心すると、なんらかの災厄に見舞われるとのこと。自然を楽しむアクティビティが多いサイパンでは、島民のみならず観光客も常に心得ておかねばならないでしょう。

チャモロ人は高度な航海術を駆使して太平洋を巡り、マリアナ諸島を発見し移住しました。漁、航海、カヌー作りからなる高度なカヌー文化が発展しましたが、スペインによって滅亡しました。しかし現在、伝統的な航海術やカヌーの作り方を学ぶ活動が若い世代の間で広がり、カヌー文化がよみがえりつつあります。

若い世代のチャモロ人はこんな思いを吐露しています。「私たちは海。自分たちが海そのものだと知っています」と。海と共に生きる民族として、命がけで海洋を渡り島に定住した先祖とその航海技術を誇りに思ってやみません。

 

サイパン島のサンセットディナークルーズ

さあ、サンセットディナークルーズへ出発しましょう!水先案内人は、荒波をものともせず太平洋を航海した人々の子孫とその仲間ですから安心というもの。

ビールやワインで喉を潤し、おいしい食事を楽しみながら、アクアブルーの空が暖かな夕暮れ色になる瞬間を360度の視界で眺めましょう。約2時間のクルーズでは小型の船に乗ることが多いため、乗り合わせた人々との距離感も近く会話も弾み、アットホームな雰囲気を堪能できます。

一般的に、料金には、送迎、船賃、ドリンク(アルコール含む)、ディナー、生バンド演奏やショーなどのエンターテインメントが含まれています。サイパン島では、主に3つのサンセットディナークルーズが運航しています。

ラブボート サンセットクルーズ(Love Boat Sunset Cruise)

サイパンシーベンチャーが運航するラブボートサンセットディナークルーズは、ハネムーンにぴったりのロマンチックな雰囲気が特徴です。

ゆったりとしたスペースでチャモロ料理などのビュッフェを楽しみ、デッキで水平線に沈む太陽を眺め、生バンドの演奏に耳を傾けてください。

蚊もいないため、日に焼けた素肌を披露するおしゃれをして夕風に吹かれると素敵です。結婚記念日や誕生日などのお祝いごとがあれば特別サービスを用意するとのこと。

サイパンシーベンチャーは家族経営。「長きに渡り家族でオーシャンアクティビティを提供していることを誇りに思います」とのこと。これぞ海の申し子、チャモロ人の子孫。彼らの案内でディナークルーズを楽しみましょう。

大型のカタマラン船に乗るので、揺れも少なくさらに安心です。主にカップルにぴったりですが、数多くのファミリーやお子様連れも参加しています。

予約や料金等の詳細は以下のウェブサイトをご確認ください。
サイパンシーベンチャー
http://www.saipanseaventures.com/cruise.html

ジェードレディーIII サンセットクルーズ(The Jade Lady Sunset Cruises)

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ジェードレディーIIIサンセットクルーズは、サイパンサンセットクルーズが運航しています。おもてなしや食事の質の高さに定評があり、旅行代理店関係者自らが乗客として足を運ぶほど。クルーは常にフレンドリーで乗客への配慮を欠かしません。

お肉、お魚、ベジタリアンから選べる通常のディナーコース、少し贅沢にロブスターを楽しめるコース、予算に配慮したカクテルだけのコースなど、種類も豊富です。サンセットの後は、歌とダンスのパーティータイムが始まります。

揺れの少ないカタマラン船なので、気軽にダンスに参加できそうです。カップルから3世代家族まで幅広い層に人気がありますが、男女の出会いのチャンスが多いとのこと。お一人でふらっと参加するのも一興かもしれません。

サイパンサンセットクルーズは、ワタベウェディングなど日本企業とも積極的に提携し、サイパンへの集客アップに貢献しています。

予約や料金等の詳細は以下のウェブサイトをご確認ください。
サイパンサンセットクルーズ
http://saipansunset.site1s.com/
http://www.cool-world.net/saipan/tour/nighttour0030/

スターズ&ストライプス・ディナークルーズ(Stars and Stripes Sunset Cruise)

1988年にシンガポールで建造された船が、グアム島を経てサイパン島に到着しました。2002年、サムとジェニーのマルコス夫妻がこの船を購入し、クルーズ用の豪華ヨットへと改造しました。2005年、高さ33mの帆いっぱいに風を受けて、たくさんのお客様を乗せたヨットが初クルーズへ出発しました。これが、スターズ&ストライプスの沿革です。

サイパンで唯一冷房を完備したヨットで、100人程度まで収容可能。雨などの悪天候でも、船内で快適にクルーズを楽しめます。ロジャー・カデュアによる躍動感あふれるショーはまさにエンターテインメントの極み。ビュッフェスタイルのディナーとともに心ゆくまでお楽しみください。

あらゆる客層に人気ですが、ロジャーのリードで大いに盛り上がるので、お一人で参加されても時間をもてあますことがありません。ワイワイと団体で参加してもさらに楽しいでしょう。

予約や料金等の詳細は以下のウェブサイトをご確認ください。
スターズ&ストライプス
https://www.facebook.com/Saipan-Stars-Stripes-Dinner-Cruise-127463280613068/
http://www.coconuts-shin.com/saipan/option/option-192.html
http://www.cool-world.net/saipan/tour/nighttour0050/

サンセットディナークルーズ――サイパン島と一体になれる

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サイパンの海をクルーズしながら、あることを試していただけますか?かなり沖合まで出たら、島全体の形を確認してください。2人の人間が横たわっているように見えるでしょうか?うち1人はおっぱい(スス山)があるので女性です。

この2人は遥か昔に地球の表面を変える手伝いをしていた巨人、プンタンと彼の妹のフウナという説があります。フウナの助けを得て、プンタンの体は太陽、虹、月、空に変わり、人間も誕生しました。

この創世物語は、支配者の目を逃れて密やかに島民の間で語り継がれてきました。今もプンタンとフウナの象徴となるものを探して憶測や調査が続いており、サイパン島を彼らに見立てる人々もいます。

これは、自分たちのルーツを探り愛おしむことに他なりません。島と人々、海と空は、歴史をすべて目撃し、困難を受け入れてきました。だからこそ、夕暮れがとりわけ暖かで美しいのかもしれません。

刻一刻と沈む夕陽に見惚れながらそうしたことに思い及ぶと、何かが語り掛けてくるようで思わず目頭が熱くなるかもしれません。

サイパン島の奥深い魅力を感じる瞬間でしょう。さあ、少しセンチメンタルになるのはここまで。最後まで賑やかに朗らかにサンセットディナークルーズをお楽しみください。

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