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アドリア海クルーズの定番寄港地トリエステの魅力とおすすめ観光スポット

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トリエステはイタリアの北東部、スロベニアとの国境に位置する都市です。アドリア海に面する港湾地域に位置することから、かつてはオーストリアの統治下にあり、中央の貿易港として栄えました。現在もアドリア海クルーズの観光の時には非常に人気のある寄港地として多くの人を魅了し続けています。

トリエステで生まれ育った有名な詩人、ウンベルト・サバは、「岩がちの山々と輝く海の間に美しい街があった」と説明しました。サバ以外にも多くの文化人が、トリエステのカフェに集まったと言われ、文化の栄えた街としても有名です。

また、国境に位置することから、オーストリアの雰囲気とイタリアの雰囲気の両方を楽しむことができ、またトラディショナルなデザインを大切にしつつもモダンなテイストを取り入れた街の雰囲気は他のどの国にもない表情を浮かばせています。

本記事では、美しいアドリア海の寄港地、トリエステのオススメ観光スポットや、グルメスポットをご紹介していきます。

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トリエステの人気観光地

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人気の観光地は、宗派によってデザインの異なる教会や、歴史的な城、広場などが挙げられます。どの建造物も、オーストリアとイタリアの両国の影響を強く受け、他のどの国の建物にも見られない融合的なデザインが特徴です。細部まで見ると、いろいろな違いを発見できるので、ゆっくり見て回るのがオススメです。

サン ジュスト大聖堂

サン ジュスト大聖堂は、町のシンボルのような存在です。その歴史は古代ローマ時代にまで遡り、イタリアの歴史を感じるには、絶対訪れたい教会です。もともとは、ロマネスク様式の2つの教会が並んで立っていたものを、14世紀になって、中央部のバラ窓がある空間を繋ぎとして設けることによって一つの大聖堂として編成されました。見所は、鐘楼と床のモザイク画で、様々な表情を伺うことができます。トリエステ中央駅からバスで20分くらいで訪れることができるのも魅力の一つです。

サン ジュスト城

およそ2世紀かけて建設されたと言われている、サン ジュスト城は、17世紀に完成し、市内を一望する丘の上にあることから、かつては軍の指揮官らが住んでいました。その後は牢獄としても使われましたが、現在は博物館が併設され、フランドル地方のタペストリーなどが保存されています。

ローマ野外劇場

1世紀に建設された歴史ある劇場で、現在は保存の関係で中に入ることができませんが、夜にはライトアップされるので幻想的な姿を外から見ることができます。6000人の観客を収容できるほどの大規模なもので、古代ローマがトリエステに入植した際には、劇場の前の通りが海で囲まれていたと言われています。かつてどんな風景だったか、想像しながら歩くとさらに面白いですよ。

ウニタ ディタリア広場

海に面した位置にあり、ヨーロッパ最大規模の広場です。港湾地域として栄えた地域らしい雰囲気はもちろん、行政の中心地であることから、たくさんの建築物や観光スポットが徒歩圏内にあります。まずは観光案内所に立ち寄ってみるのがいいでしょう。

ミラマーレ城

ハプスブルク家のマクシミリアンの邸宅として19世紀に建設されました。建設完了の4年後に、家主であるフェルディナントはメキシコの皇帝となり、すぐに銃殺されました。その後、妻のシャルロッテが悲しみにくれ、生涯をこの邸宅で過ごしまたと言われています。邸内は、オーストリア様式の内装で、装飾がとても豪華です。マクシミリアンこだわりの庭園には温室があり、広さ22ヘクタールを誇る敷地には、世界中からたくさんの樹木が植えられ、珍しい鳥や蝶をみることができます。

至聖三者聖スピリドン セルビア正教会聖堂

18世紀にオスマン帝国から流入してきたギリシア人とセルビア人によって、清教徒としての共同体を形成したことがきっかりで、この聖堂が建てられました。正教会カトリック教会とはまた違った雰囲気の内装で、現在立っている聖堂は1869年に再建されたものであることから、(ネオ)ビザンティン建築様式が採用されています。現在でも教会として、活発に活動しています。特別なミサの時を除き自由に出入りすることができます。

カナル グランデ

駅とサン ジュスト城の中間点に位置しするカナルグランデは、どこからでもアクセスしやすいので気軽に訪れることができます。聖アントニオ教会を海側から眺めることができ、その近くには噴水(サンアントニオ)広場、ドーム屋根が特徴の聖スピリドン セルビア正教会聖堂が見えます。海側へ歩くと、ポンテロッソ広場があります。この広場では、ローカル・マーケットが開催され、イタリア特有の野菜や魚などを見ることができます。ポンテロッソの橋の上には、文学者ジェイムズ・ジョイスの銅像の前がオススメの写真スポットです。

リベルタ広場

シンボルマークの自由の女神は、アメリカ・マンハッタンにある自由の女神よりも歴史が長く、イタリアの有名な彫刻家ステファノ・ガッレッティによって作られたことから、文化的価値の高いものと言われています。また、この広場を抜けるとアドリア海を眺望できる展望台があり、カフェやお土産屋さんが立ち並んでいますが、広すぎない敷地なので短い自由時間でも回ることができます。

モーロ・アウダ—チャ・突堤アウダ—チャ

もともとはサン・カルロと呼ばれ、1740年に岸に近い市でこの名の船が沈没し、その残骸を突堤の基礎にして建設されました。現在は、市民の散歩道、不定期の観光船発着堤となっており、大型貨物船やクルーズ船はとかの突堤から出ています。デザインが可愛い電球も見どころのひとつです。

ウニタ・ディターリア広場

第二次世界大戦後イタリアが敗戦国となったことから、トリエステ一帯は国連の統治下におかれ、二分割されていました。約10年後の1954年に領地がイタリアに変換されたことを記念して作られたのが、ウニタ・ディターリア広場です。トリエステの建築物の多くは、バロック様式が用いられますが、ウニタ広場の北側にある県庁の壁にはアール・デコ調の柄モザイクが施されているなど、国境地に位置するトリエステらしい文化の違いを見ることができます。

ウンベルト・サバの書店

イタリアの有名な作家、ウンベルト・サバが経営していた書店が現在もそのままの形で受け継がれています。現在の店主さんも気さくな方で、店に訪れる観光客に丁寧に対応してくれます。ほとんどの本がイタリア語ですが、子供用の短いお話なども売っているので、斬新なお土産になります。

トリエステのグルメ・レストラン

地元の人がよく利用しているレストランは、観光地のトリエステの中でもコストパフォーマンスが高くてオススメです。トリエステで食事をするなら、シーフードは欠かせません。海に面する地域ですので新鮮で美味しいものが揃っています。特にタコやイカを使った料理が地元の人にも人気です。イタリアらしいピザならさらに安く食事ができます。

オステリア デ スカルポン

庶民派の素朴なシーフードレストランです。オススメはスコーリォ(Scoglio)という、ムール貝などのシーフトが入ったトマトソースのパスタです。がっつり食べられて、1人前10ユーロ程度です。セッテンブレ通りから2本裏手に入ったところにあり、ディナーは7時から営業しています。すぐに満席になってしまうので、早めに行くのがオススメ。

オステリア ダ マリーノ

肉メインのお料理が多い大衆向けのレストランで、イタリア語表記の手書きのメニューが可愛いお店です。2014年に改装して以来、内装や料理の盛り付けにこだわり、それでいてコストパフォーマンスもいいので、地元の人からも愛されています。エノテカと言われる、地元産のワインと中心とするセレクトショップが店内にあるからか、ハウスワインが絶品です。市庁舎裏の旧ゲットー地区にあり、アクセスもしやすいです。

ジェラテリア ヤッツィン

ウニタ広場のトラベルインフォメーションセンターの近くにあるこのジェラテリアは、バジルが入ったジェラートなど、風変わりなものから、カップに入ったミニスイーツなど定番のものまで扱う、美味しくてオシャレなジェラート屋さんです。店内に座席がないので、ここでスイーツを買って、海沿いで食べるのも、旅の足休めに最適です。

カフェ サン マルコ

創業から100年以上の歴史を持つ、老舗カフェです。店内内装の絵画が、レトロな雰囲気をさらに一層増してくれます。店内にはオシャレな本屋さんが併設され、フリーWiFiも使えるので、旅行中の調べ物にオススメの場所です。また、英語が堪能な店員さんがいるので、安心して入店できます。

アル チビコ 6

リーズナブルで美味しいピザをたべるなら、アル チビコ6がオススメです。コペルト(席代)が1ユーロなので、ピザであれば予算10ユーロ以下で済みます。ピザ釜の近くにカウンター席があり、一人でも訪れやすい内装です。セッテンブレ大通りの入り口付近、TIGERという雑貨屋さんの角を脇道に入ったところにあります。いつも混んでいるイメージですが、昼12時頃と、夕方7時くらいが狙い目です。

文化人が通っていたカフェ

トリエステにはかつて文化人が通ったと言われているカフェがたくさんあり、店内にその雰囲気が残っています。カフェと言っても、コーヒーやお茶菓子だけでなく、シーフードなども食べられるバールスタイルが主流。ちょっとした足休めだけでなく、ランチやディナーにも訪れることができます。

カフェ・トンマーゾ

多くの文化人が愛したと言われている歴史あるカフェ、「カフェ・トンマーゾ」は1830年に創業しました。

カフェ・ステッラ・ポラーレ

創業当時から多くの芸術家に愛されてきた地区にある、カフェ・ステッラ・ポラーレは、内装がオシャレで居心地のいい場所です。

カフェ・デリ・スペッキ

ウニタ広場に面するテラス席を持つカフェ・デリ・スペッキは、1839年創業の老舗カフェ。市庁舎を眺めながら一休みでき、店内の内装もクラシックで居心地が良いと評判です。

アンティーコ・カフェ・トリネーゼ

家具職人によってデザインされた店内は、客船をイメージした作りとなっており、過ごしていて飽きのこないようなカフェです。アンティーコ・カフェ・トリネーゼ、バールをコンセプトしたカジュアルなカフェで、バリスタが入れるカフェは絶品です。

バール・エクス・ウルバニス

モザイク画が施されている床が自慢のバー、エクス・ウルバニスは、若者にも人気の溜まり場です。

カフェ・サン・マルコ

第一次世界対戦が始まった年にオープンしたカフェ・サン・マルコは、オーナーがオーストリア兵士でイタリア軍に入ることを希望する人たちのために偽のパスポートを発行したことで有名です。パスポートの偽造が警察に知られたあと、1915年に取り壊されますが、第一次対戦が終了した1918年に営業を再開し、それ以来文学者の溜まり場として栄えました。ウィーンのカフェをイメージさせるような木製のバルコニー、内装に使用される絵画やフレスコ画などが、時空旅行をしているような気分にさせてくれます。

カフェ・パスティッチェリーア・ピローナ

オーストリアの伝統菓子や、貴重なワインが楽しめるカフェです。特にホットチョコレートがオススメで、クリーミーに泡立てられたミルクは心も体も暖めてくれます。

カフェ・トマゼーオ

サン・ニコロ通りをまっすぐ歩く海に向かって歩くと見えてくる、サン・ニコロ協会の横に位置するカフェ・トマゼーオ。魚料理が食べたいと思ったらオススメのカフェです。カフェと言ってもしっかりした食事ができますし、値段がちゃんと表記してあるので安心して注文でします。

トリエステの人気ホテル・宿泊施設

どこに行くにもアクセスの良い、ウニタ広場の近くが人気のホテルスポットです。とくに海沿いに面するホテルは、部屋によっては眺めが綺麗なことから、特にオススメです。

スターホテル サボイア エクセルシオール

トリエステの中心部にある、ディ カヴァナ広場やウニタ広場から歩いてすぐの場所にあります。また、ビーチまで徒歩10分と、トリエステ湾を見渡す位置にあり、客室から望む景色は最高のものと言えます。伝統的なスタイルとモダンなデザインが融合されたオシャレな内装です。

Hotel Residence L’Albero Nascosto

小さな家族経営のこのホテルは、メイン広場からウニタ広場へ通じる道Dを歩いてすぐにあります。内装は庶民的ですが、親しみやすく、スタッフもフレンドリーと口コミで人気です。

ホテル ヴィットリア

ミラノのポルタ・ヴィットリア地区にあるホテル ヴィットリアは、全インテリアにアンティーク家具が使われていて可愛らしいホテルです。サービスに含まれる朝食は、ビュッフェ形式で、シチリア産のしぼりたてオレンジジュースが提供されます。

また、グルテンフリーのメニューにも対応しているので、気軽に相談してみるといいです。敷地内に庭園があり、一部の客室から眺めることができますので、朝はゆっくり過ごしてから観光したい人にぴったりです。

ホテル コンチネンタレ

ショッピング街として有名な歩行者専用道路に位置し、海岸通や中央広場まで徒歩5分程度、最寄りの鉄道駅からも10分と、好立地のホテル コンチネンタレ。エレガントな内装の4つ星ホテルです。木製家具が多く取り入れられ、温かい雰囲気の内装です。

まとめ

トリエステは歴史的・文化的に二つの国から影響を受け、そのため、建造物の造りや食べ物も様々な顔を持ちます。世界的に有名な建造物などはない小さな街だけど、細かいところまで見て楽しむことができ、ゆっくり文化的な違いを見たいという観光客の方にオススメの場所です。

海に面していることから、食べ物は特にシーフードがオススメですが、安く済ませるならピザが人気のようです。オーストリアの影響を受けた茶菓子やスイーツを扱う店が海沿いや広場の近くに点在しているので、ちょっとした足休めにいかがでしょうか。

建造物・食べ物・文化そのものから二つの文化の融合が楽しめるトリエステは、とくにゆっくり観光を楽しみたい人にオススメの場所です。

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